成功して不幸になる人びと ビジネスの成功が、なぜ人生の失敗をよぶのか
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定価 : ¥ 1,890
販売元 : ダイヤモンド社
発売日 : 2003-12-05 |
たとえ成功を手にしても、現状に満足できなかったり、地位を失うことを恐れたり、燃え尽きたり、家族や健康を犠牲にしたりと、むしろ不幸の種をまいてしまっているというケースはめずらしくないだろう。本書は、成功の裏側にあるそんな実態に目を向けたもので、安易な成功本のブームに一石を投じる内容である。 著者はみずからのコンサルタント経験を交えながら、米国で成功者と目されているビジネスパーソンの事例を多数集め、じつは彼らがさまざまな代償に苦しんでいることを浮き彫りにする。そこには、成功したまさにその理由によって失敗する「成功のパラドクス」があるというのだ。ここに孤独や葛藤などのリーダーにつきものの不安定な内面が、じつによく描き出されている。 しかし、だからといって著者は、成功よりもっと別のなにかを追い求めよというのではない。本書で説くのは、「成功のパラドクス」を克服して、より長期的な成功を手にする方法である。具体的には、自分では隠そうとしているパーソナリティーであり、人生を大きく脅かすという「シャドウ」を観察し、それを活用し、人生を見つめ直す作業を指南する。ベースには心理学を置いているが、「棚卸し」「捨てる」「充電」「儀式」「自己のメンテナンス」などの馴染みのあるキーワードで自己変革や再生を支援してくれる。 成功と人生をめぐる著者の実践的な哲学と人物事例の検証は、非常に読みごたえがある。なかでも壁にぶつかった状態からの再生の視点や「組織のシャドウ」などのリーダー論にはヒントが多い。より確かな成功をつかみたい人や、メンタル面の危機管理をしたいリーダーなどは必読といえよう。(棚上 勉)
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自分の影とどう付き合うか |
自分に影があるなんて、認めたくない。
私はこの本に書いてあることは、そこいらじゅうにあふれている「1ヶ月で1億稼いだ!」とか、「儲けの何とかかんとか」などの、
なんちゃって成功法則マニア(と私は呼んでいる)の誘いに警鐘を鳴らしてくれるものだと思いました。
人は誰でも成功したい。
お金は成功を図る上でまず必要になるであろう要素だけど、それがすべてになってしまっては本末転倒なんだよ、ということをテーマに
進んでいきます。
私はこの本を成功しようとしている人すべてに読んでもらいたいです。
自分にとっての成功とは何か、ゴールを考える上で、この本はすばらしい基準、というか、判断方法を教えてくれます
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重要なテーマ |
帯には、「金持ち父さんが幸せとはかぎらない」とあります。
ビジネスの世界で成功すればするほど不幸になっていく。
人間としてとても大事なものを見失っていく・・・
これは古くから小説・ドラマ・映画の重要なテーマです。
そして、健康・家庭・異性問題など成功者が(ほぼ例外なく)
陥る問題について警鐘を鳴らし、
その発症メカニズムを明確に分析しています。一日でも早く
「自分の大切なもの」を取り戻すことを奨めています。
放置するとせっかく手に入れた「成功」すら失ってしまいます。
成功したい人は是非お読みください。
まだ成功していないのに同じように不幸になってしまってるっ・・・
そんな人も是非。
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力を追い求めるとダースベイダーになる |
「なんだあのベンツ!?自己中な運転をして!!まったくどうしてああゆう車には、ああゆう輩が乗るんだろうか?」
こんな疑問を持ったことはないだろうか?
答えはこの本に書いてある。
それは自己肥大・シャドウの力によるものである。
自分の弱さをモノで隠そうとしてベンツを買い、力を見せ付けることで自尊心を保っているのである。
ベンツを買うほどの資産があるくらいだから、そういう人は企業の経営者か役員、あるいは部長クラスであろう。
地位も金もあるようだが、果たして彼らは幸せなのだろうか?
彼らの部下や家族は幸せなのだろうか?
私の友人の一人は、大企業の役員の次男坊である。
しかしその「成功者=役員」である父親は、いつも家族に虐待を加えていたらしい。
ある時その父親が脳梗塞で倒れ、寝たきりになった。
本来であれば、家族が一丸となって父親を支えるものであろう。
しかし病床に伏せる父親に長男が吐きかけた言葉は、
「ざまあみろ!いい気味だ!!」
であった。
もう一人の友人の父親はワンマン社長。
ひいきにしている右腕社員には甘く、自分に意見してくる社員には敵対的な態度を取り、卑劣なイジメを行っていた。
イジメを見かねた右腕社員は、イジメられていた社員と共に、会社の取引先を奪って独立してしまった。
「ブルータス、お前もか」
歴史は繰り返される。
人を呪わば穴二つ。
人を不幸に陥れれば、めぐりめぐって自分にも災難が降り注ぐ。
目的を考えるのだ。
何のために働いているのだ?
金さえあれば、有名にさえなれば、他人にさえ勝てば、人は幸せになれるのか?
情けは人のためならず。
人に幸せを与えずに、自分の幸せはない。
この本は、ダークサイドに落ちて不幸になるのを未然に防いでくれる、極めて貴重な本である。
成功者のみではなく、ビジネスマン全員にぜひ読んでもらいたい。
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シャドーとは心の慢心 |
人は成功すると、富、名声が得られる。
それに伴って、シャドー(慢心)も大きくなってくる。
成功の度合いが早ければ早いほど、シャドーに襲われやすくなる。
この本には、成功した人々が慢心すると陥りやすい罠(地雷)の
発見方法と、対処方法が書かれています。
対処方法としては、一人部屋で瞑想したり、自然に触れ合うことが
重要であると説いています。
私も、ゆっくりと確実に成功の道を歩んで生きたいとの認識を
強めました。これから成功を目指そうという方、成功途中にある方、
ぜひ、ご一読をオススメします。
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シャドーとはまさに「他者評価依存」の認知の歪み |
矢沢永吉氏が某インタビューで語っていた。「東京で成功することと、人が心から幸福だと思えるのは、まったく別問題だ」「東京に行って成功すれば、寂しさや憤りからも逃れ、すべて納得して自分は幸せな位置にいれると20代の自分は信じた。しかし、20代後半で名声、億の資産、豪邸、海外の別荘、複数の外車、すべて手に入れた。でも俺の問題は一つも解決していなかった....」彼の著書『成り上がり』にあるよう陰惨なまでにどん底の環境にあれば、そこから抜け出し成功したいと思うに不思議はなく、それを誰も責められない。しかし社会的成功への渇望とは本書冒頭に9項目記載されているよう、全て「他人から見た万能な自分」であり、そこに縛られてしか、自己評価を確立できない「認知の歪み」から派生する焦燥感なのだ。他者評価と離れた自己の確立ほど困難なものはない。しかし、それに成功しなくては、永遠の飢餓感から逃れる事は原理的に不可能だろう。センセーショナルなタイトルと訳者の神田氏のモラリティに疑問が多い事は周知の事実だが、書物そのものは、社会的成功と自己評価の両立を極めて明晰に分析した力作。企業での成功や起業家として大きな野心を抱くビジネスマンへのメンタルヘルス書籍としてかなり貴重だ。ビジネスというサバイバルワールドで「自分を確立し、幸福である事」を確立するテーマにおいて本書は名著として読みつがれていく価値がある。