プラトニック・アニマル―SEXの新しい快感基準
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人気ランキング : 737位
定価 : ¥ 560
販売元 : 幻冬舎
発売日 : 1999-12 |
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新しい「気づき」をいただきました |
SEXマニュアル(体位、愛撫の仕方等々)とはまったく趣を異にした本です。
この本を読んで、私はSEXの時だけでなく、ふだんパートナーと一緒にいる時も何かカッコつけていたのかもしれないと気づかされました。そこで、いままでとり繕っていた体裁をかなぐり捨て、もっと自分をあけっぴろげにしてみることにしました。するとどうでしょう、彼女も今まで以上に私に心を開いてくれるようになり、関係がもっと親密になり、SEXもよりスムーズにできるようになりました。
このような「気づき」を私に与えてくれ、良い方向への状況変化をもたらしてくれたということで、この本と出会えたことは幸運でした。
著者(代々木忠氏)は言います、制度的社会から解放されて赤子のようになってこそ、ほんとうにSEXを楽しむことができ、イクことができる、というようなことを。ただし、本能の赴くままに動物的なSEXをすれば良いというわけでもない。著者はSEXに際しての言葉の重要性も説いています。この「本能的感覚」と「人間ならではの頭でするSEX」の関係性について、著者自身の見解が本書に記されています。
私はこの本と山村不二夫氏著の『性技実践講座』を同時並行的に読みました。 『性技実践講座』はかなり過激(?)なSEXマニュアルであり、どちらかというとテクニックで女性をオーガズムに導く方法が説かれています。代々木氏の説では、テクニックだけでイカせることはできないことになります。ではなぜSEXカウンセラーの山村氏は初対面の女性クライアントを次々と「昇天」させることができるのでしょうか? 2冊を平行して読めば、読者それぞれの解が得られると思います。
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とてもよいヒントを得られました。 |
SEXって何だ!! 男って、女って何だ!! そして人生とは何だ!!
実生活では様々なこと(仕事、恋愛、SEX、人間関係等々)がないまぜの中で誰もが生きていますが本書で示す感性は「その何だ!!」のヒントの一つになりました。
本書の方法をいくつか実践しましたが理論が適正でうなづける点が多々ありました。その点とても参考になりました。もっと早く本書に出会いたかった〜っていうのが率直な感想です。
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女性から見て |
〜女性にとっても、「性」はミステリアスであり、人生からはずして考える事のできない、気になるものです。
この本は「性」に対する既成のイメージを取払い、単純に理解するためにあるのでは、というのが正直な感想です。ちまたに溢れているハウツー本に踊らされず、「気持ちよくさせてもらおう、気持ちよくさせよう」と考えるのでもなく、自由に性を楽しめば〜〜良いのだ、50億人いれば50億通りのSEXがある、というような事が著者のビデオ作りの経験から書かれており、文章の随所から著者の博識の高さが伺われます。
女性から見て、男性週刊誌に掲載されているセクシー女性や、アダルトビデオの内容が非常に不自然に感じられ、強い嫌悪感さえ感じられる理由が理解できたように思います。
表紙が本の内容とは掛け〜〜離れた印象を与える点で星4つです。〜
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映像化・情報化時代のタントリズム |
≪男と女は、もともと一つのものが分かれたのではないか(…)男は女的なる部分を、女は男的なる部分を求めてしまう≫(p.186)。これはプラトン『饗宴』に見られる思想。その中でヘタイラ(女友達)=娼婦が、エロスについてソクラテスに教えを授けている(といっても口でですよ。いや、変な意味じゃなくて)。当時の高級娼婦は学芸に通じ、尊敬されていた。
著者は、男と女の「こうあらねば」という制度的縛りやプライドからの解放を力説する。受身になって女性に攻められたAV男優が「女に仕返しされた気分になって」荒れ狂ってしまう話などは印象的。尤も、対談で登場する南智子女史はフランス書院HPのインタビュー(今もバックナンバーで閲覧可)で「日本の男性は、ポルノを見るとき、犯されている女性の方に感情移入する傾向がある」と、鋭く分析。「嫌悪と魅惑は紙一重」(バタイユ)。単純な、体液だけの交換じゃないんですね。
この本、「プラトニック・アニマルが世界を変える」とか、ちょっとニューエージ的。実際、そっち系の導師ラジニーシの言葉が引用されていたり。でも根拠のない「愛のトンデモ本」でも単なる精神論でもなく、目隠しプレイの効用(!)とか、呼吸法についてなど、具体的な技法が示されているし、様々な性の悩みや、意識レベル別のトランス状態の解説など、心理面も詳しい。面接時に言葉だけでイッてしまう女の子、母胎に包まれたようなオーガズムの感覚など、性の固定観念を破る話題には事欠かない。
この本の構成もまた、性の社会的現状から始まり、テク、詩を添えつつの精神論・・・と、まるでSEXのリズムに沿うかの如し。
とはいえ、没我の精神状態へ到達すること自体、特に最初のうちは難しいかも。むしろフィジカルな技術によって、或る程度まで自我が弛緩した状態へ持っていく方が近道?知識として、これ一冊で充分かは分からないけど、一読の価値はアリ。
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オーガズムは女のためだけでなく、男にもあるのだ |
男も女と同様のオーガズムを体験することは可能だ。それも失神するぐらいの。可能だが、すぐ手にとる場所にあるわけではない。女との信頼関係にはじまり、世間向きの仮面を脱ぎ捨て、エゴを取り去る必要がある。
これ、男には(もちろん自分を含めて)なかなかキツイことかもしれない。でも、勇気を出して、自分をさらけ出す価値は充分あるよね。完全なる降参。逆に降参せずに体裁を気にしていては、死ぬまでSEXの何たるかを知らないでいるんだろうな。
この本は、そこいらの恋愛マニュアル本とは完全に一線を分かっている。お互いの性とSEXを真摯に見つめてきた著書の渾身の一冊である。
最後に気に入ったフレーズをご紹介。
“男が自分の恋人や妻を選ぶとき、実にさまざまな基準が存在している。ただし、自分がその女性の前でプライドを捨てて赤ちゃんになれること、つまり裸になって甘えられること、それが一番大切な基準のように思えてならない”
うん。全くその通りかもしれない。このフレーズは忘れずに胸にしまっておきたいと思う。