アントニオ猪木の謎
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人気ランキング : 207905位
定価 : ¥ 1,470
販売元 : 新潮社
発売日 : 2003-09-17 |
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問題無し! |
これぐらいの事を受け入れられなくては、猪木ファンではない!
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規格外の男! |
アントニオ猪木の親友が書いた、猪木評伝。真近で接してきた人が書いているだけに、猪木とはこういう人物だったのか、と感じ入ってしまう。とてつもないスケールと無計画ぶり、キューバのカストロのような国際VIPにも直接会うことが出来る男でありながら借金まみれ、参議院議員でありながらアパートも貸してくれない男、という何とも両極端な二面性を有する人物である。感受性が深く接する者の心を鷲づかみするような魅力と長年の友人さえも簡単に切り捨ててしまう冷酷な面をあわせもっているが、その魅力を知ると、わかってはいても心を許してしまう、そんな人であるようだ。凡人の規格に納まりきらないスケールの持ち主であることは間違いないようだ。猪木ファンの方にはお勧め。決してネガティブな内容ではなく、本当に猪木の”謎”を解き明かそうとした評伝である。
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天使と悪魔 |
天才と呼ばれ、突出した才能を持つ人は、どこか感覚が狂ってて社会常識からかけ離れているケースが多い。太宰治、横山やすし、勝新太郎 etc。絶対にサラリーマンにはなれない人達。
そしてアントニオ猪木もその一人だ。著者の加治氏は20年に渡り、プロレスラーのアントニオ猪木ではなく、リングを降りた猪木と親友として付合ってきた人で、国会出馬騒動、イラクでの人質解放、都知事選出馬騒動の顛末などを赤裸々に語っている。
「しかし猪木はよくこれで社会生活を送れるよなあ・・」と心底思った。私はアントニオ猪木の大ファンだが、周囲にいる人はたまらないだろうなあと思う。究極の行き当たりばったりで、目の前の儲け話にすぐ飛びつくし、約束は平気で反故にするし、簡単に人を裏切る。おまけに本人はあまり悪気はないので、よけいに性質が悪い。猪木に敵が多いのも多いにうなずける。
一方、著者のように騙されながらも猪木を慕う人がいるのも事実だ。短所をつつみ込むくらいの魅力があるのもまた事実だろう。
ただ、一般人が猪木のような行動をとると間違いなく友達をなくし、社会から孤立する。天才の特権だろう。
都知事選をめぐっての裏の駆け引きも克明に書かれている。財界、政界、裏社会の人物も実名で書かれている。ここまで書いて大丈夫かな? と思うくらいだ。
希代のプロレスラーの二面性が見れて面白かった。